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ベトナム旅行の準備ガイド|45日ビザ免除・PAI入国申告・eSIM・空港送迎
更新:2026年11月7日
ベトナム旅行・出張では、まず①日本国籍者の45日間ビザ免除条件、②パスポートの残存期間、③eSIMと到着空港からの移動を確認しましょう。ハノイ、ホーチミン、ダナンなど、訪問都市によって移動の選び方が変わります。
この記事では、日本のパスポートで短期滞在する方を主な対象に、現地の支払い、荷物預かり、チケット、海外旅行保険まで紹介します。日本在住でも別の国籍の方には異なる入国条件が適用されます。
出発前の準備はいつする?
| 時期の目安 | やっておきたいこと |
|---|---|
| 3〜4週間前 | パスポートの残存期間、45日間のビザ免除対象かを確認。e-Visaが必要なら早めに申請する |
| 1〜2週間前 | 宿泊先、空港送迎、保険、eSIMの対応端末と利用開始条件を確認する |
| 入国前3日以内 | 利用空港でのPAIの取扱いを確認し、対象の場合は公式サイトから申告する |
| 出発前日 | 航空券・宿泊先住所・保険連絡先・予約確認書・PAIのQRコード(申告した場合)をオフライン保存する |
| 到着後 | 通信を切り替え、予約した送迎の集合場所と車両を確認する |
ベトナム入国までの判断フロー
| 主なケース | 先に確認すること |
|---|---|
| 日本国籍、45日以内の短期滞在 | 45日免除の入国条件、パスポート期限 |
| 45日を超える滞在予定 | e-Visa等の適切な在留制度、許可された期間 |
| 日本在住で日本国籍以外の方 | パスポート国籍に適用される査証制度 |
| 商務訪問・現地での業務予定 | 入国免除と、活動内容に必要な許可を分けて確認 |
1.日本国籍者は45日以内ならビザ不要?
日本国籍者は、ベトナムの入国条件を満たす場合、入国日から45日間の滞在についてビザ免除の対象です。この制度は観光だけでなく、入国目的によらず適用されるとベトナム政府・在日大使館が案内しています。ただし、実際の活動内容によっては別の許可・手続きが必要となる場合があるため、就労や長期滞在を予定している方は目的別に確認してください。
パスポートは原則として入国時に6か月以上の残存有効期間が求められます。帰国便や第三国へ出国する航空券も準備し、航空会社から求められる書類を事前に確認しておきましょう。
ベトナム政府観光局の入国案内では、入出国審査の押印等に備え、パスポートに2ページ以上の空白ページを確保することも案内されています。航空券や宿泊確認書と合わせ、出発前にチェックしてください。
入国前オンライン申告(PAI)
ベトナム出入国管理局は、外国人旅行者向けに入国前情報申告システム(Pre-Arrival Information:PAI)を導入しています。2026年4月15日からホーチミンのタンソンニャット国際空港(SGN)で試験運用が始まりました。在バングラデシュ・ベトナム大使館の最新案内では、タンソンニャット、ノイバイ、ダナン、カムラン、フーコックの5国際空港で、自願・非強制の試行が案内されています。全国の全旅客に一律に義務付けられたものではありません。対象空港や航空会社の運用変更に備え、渡航前に最新案内を確認してください(ベトナム大使館のPAI案内)。
申告は入国前3日以内に公式サイトで行い、発行されたQRコードをスマートフォンに保存、または印刷しておきます。PAIは入国審査の事前情報提供であり、ビザ申請でも、審査なしの優先通過を保証する制度でもありません。
- 公式サイトで言語を選び、青い「Create & Submit Pre-arrival Information」を押す。
- 画面の認証コード(CAPTCHA)を入力し、パスポート情報、渡航便、必要に応じてビザ情報や滞在先を登録する。
- 氏名・パスポート番号・到着日・便名を航空券と照合する。とくに便名や予約記録(PNR)の不一致は申告が正常に処理されない原因になり得る。
- 提出後のQRコードを保存する。入国時には係員の案内に従って提示する。
ホーム画面の緑色の「Lookup & Update Declaration」は、提出済み申告の照会・更新用です。オレンジ色の「Lookup E-Pass Information」はE-Pass情報の照会であり、e-Visaの申請窓口ではありません。更新可能な項目や必要な照会情報は画面の案内に従ってください。申告を装ってカード情報を求める偽サイトには注意し、必ず上記の公式ドメインからアクセスしましょう。
45日を超える場合やビザ免除の対象外の場合は、利用できる査証を確認します。電子査証(e-Visa)には、条件に応じて最長90日の制度がありますが、90日間の滞在が自動的に許可されるわけではありません。承認された査証に記載された入出国回数、有効期間、入境地点などを確認します。
公式e-Visa申請の流れ
| 比較 | PAI(入国前情報申告) | e-Visa(電子査証) |
|---|---|---|
| 目的 | 入国前に渡航情報を送信 | ビザを申請する |
| 日本国籍・45日以内 | 適用空港の運用を確認 | ビザ免除条件を満たせば通常不要 |
| 手続きの目安 | 入国前3日以内 | 余裕を持って数週間前に確認・申請 |
| 発行されるもの | QRコード | 承認された電子査証 |
| 費用 | 公式PAI申告で決済を求める案内は確認されていない | 単回入国US$25/複数回入国US$50 |
電子査証の公表処理期限は、適切な申請と納付を受理してから3営業日です。補正・休日などに備え、渡航直前の申請は避けましょう。最長90日、単回または複数回入国が選べますが、認められる期間・条件は承認結果を確認してください。
- ベトナム出入国管理局の公式e-Visaサイトから申請対象と必要書類を確認する。
- パスポート情報、顔写真、渡航予定、入境地点などを入力し、指定された方法で申請する。
- 申請状況を公式サイトで確認し、承認結果を取得する。
- 氏名、旅券番号、有効期間、入出国条件に誤りがないか渡航前に確認する。
日本国籍の45日間ビザ免除でも、入国時に原則6か月以上のパスポート残存期間を確保し、帰国・第三国行きの航空券を提示できるよう準備しましょう。商談・展示会への訪問と、現地で報酬を受ける就労は分けて考え、必要な許可を受入先と確認します。
検索結果には非公式の申請代行サイトも表示されます。公式URLを確認してから手続きを始めてください。また、ベトナムのPAI(入国前情報申告)とe-Visa(電子査証)は別の制度です。
2.ベトナム用eSIMと日本のSMS認証
到着後に配車サービスを呼ぶ、ホテルへ連絡する、地図や翻訳を使う――こうした用途には、着陸後すぐに通信できる環境が便利です。旅行用eSIM、現地SIM、海外ローミングのいずれかを、必要な電話機能とデータ容量から選びましょう。
| 利用目的 | 選ぶ際のポイント |
|---|---|
| 地図・翻訳・メッセージ | データ専用eSIMでも足りるか、通信対応エリアを確認 |
| 配車・レストランへの電話 | 現地電話番号や通常の音声通話が必要か確認 |
| 日本の銀行・予約サービス | 日本回線でSMSを受け取れるか、デュアルSIM設定を確認 |
| 出張・オンライン会議 | テザリング可否、高速データ容量、速度制限を確認 |
短期滞在であれば、地図や連絡が中心の方は数GB単位、動画投稿や会議が多い方は容量に余裕のあるプランを比較するのが実用的です。必要容量は利用頻度で大きく変わります。「無制限」表記でも高速通信の制限条件を確認してください。
データ専用eSIMに電話番号が含まれるとは限りません。配車アプリの登録やSMS認証は、日本にいるうちに済ませておくと安心です。日本回線を同時に有効にする場合は、意図しないデータローミングを防ぐ設定も確認しましょう。
eSIMを利用する際の手順
- 端末のeSIM対応とSIM利用条件を確認する。
- Wi-Fi環境でeSIMを追加し、開通・有効期間の開始条件を読む。
- 現地到着後にベトナム用回線へデータ通信を切り替える。
- 接続できない場合は販売元のAPN・ローミング設定案内を確認する。
端末別:eSIMの追加場所
| 端末 | 設定メニューの目安 | 公式操作案内 |
|---|---|---|
| iPhone | 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」 | Apple:eSIMを設定する |
| Google Pixel | 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「SIMを追加」 | Google Pixel:新しいeSIM |
| Samsung Galaxy | 「設定」→「接続」→「SIMマネージャー」→「eSIMを追加」 | Samsung:eSIMの追加 |
メニュー名は機種・OSにより異なります。QRコードを使う購入型eSIMは、追加するタイミングで有効期間が始まる商品もあるため、必ず販売元の説明に従ってください。現地到着後は、モバイルデータ通信の回線をベトナム用eSIMへ切り替え、必要な場合のみそのeSIMのデータローミングをオンにします。日本の電話番号をSMS受信用に残す場合は、日本回線のデータローミングによる料金発生に注意してください。
3.ハノイ・ホーチミン・ダナン:空港別の移動
ベトナムでは、同じ国際線でも到着都市によって交通事情が異なります。空港送迎を比較するときは、ホテルまでの距離だけでなく、車両台数、荷物量、到着時刻、渋滞も考慮しましょう。
| 空港 | 到着後の検討事項 |
|---|---|
| ノイバイ国際空港(HAN/ハノイ) | 市内までの移動距離が比較的長い。宿泊先の場所と到着時刻を踏まえ、正規タクシー・配車サービス・事前送迎を比較 |
| タンソンニャット国際空港(SGN/ホーチミン) | 市街地に近いが道路混雑に注意。会議開始時刻に余裕を持つ |
| ダナン国際空港(DAD) | ダナン市内かホイアン方面かで行き先と運賃が大きく変わる。予約時に目的地を明記 |
空港から移動するときは、公式タクシー乗り場、信頼できる配車サービス、予約済みの送迎車を利用します。声を掛けてくる非公式の車両には、その場で料金や事業者を確認できないリスクがあります。
事前送迎の予約確認書には、便名、到着ターミナル、待ち合わせ場所、車両・ドライバー情報、遅延時の対応が記載されているか確認してください。ホテルのベトナム語住所を画面保存しておくと、通信が不安定な場面でも役立ちます。
到着状況から決める交通の目安
| 状況 | まず比較する方法 | 特に確認したいこと |
|---|---|---|
| 一人・日中到着・通信設定済み | 正規タクシー、配車サービス | アプリの利用可否、乗車地点、表示料金 |
| 深夜到着・初めての訪問 | ホテル手配や予約済み送迎 | 待機時間、深夜追加料金、遅延対応 |
| 複数人・大きな荷物あり | 車種を指定できる事前送迎 | 乗車人数、荷物の収納数、車両変更条件 |
| 展示会・商談のある出張 | 事前送迎と現地移動の一括手配 | 会場住所、訪問時刻、渋滞を見込んだ余裕 |
配車サービスは便利ですが、空港によってアプリ上の指定乗車地点が変わります。通信が使えない場合の連絡先と、車両が見つからなかった場合の対応も予約前に確認しましょう。
待ち合わせの実務チェック: 到着ターミナルと出口番号、予約確認書に記載された集合場所、運転手の名前・車両番号、フライト遅延時の待機時間を照合します。声をかけてきた人が「予約車の運転手」と名乗っても、予約番号と車両情報が一致するまでは乗車しないようにしましょう。家族・複数人の旅行ではチャイルドシートの要否と荷物の個数を、出張では会議開始時刻までの道路渋滞を事前に確認します。
4.現地決済:ベトナムドンとクレジットカード
ベトナムの通貨はベトナムドン(VND)です。ホテル、比較的大きな飲食店、商業施設などでは国際カードを利用できる場合がありますが、市場や小規模な店舗では現金が必要になることがあります。
特に初めて訪れる方は、紙幣の桁数の多さに注意してください。支払う前に金額を声や画面で確認し、必要な分の現金を少額紙幣も含めて用意すると扱いやすくなります。
| 支払い手段 | 主な利用場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| VND現金 | 市場、個人店、小額の買い物 | 紙幣の額面とおつりを確認 |
| 国際クレジットカード | ホテル、大きな店舗、オンライン予約 | 海外事務手数料、利用可能ブランド、為替換算 |
| 現地QR・モバイル決済 | 対応する現地店舗 | 現地の銀行口座・本人確認などが必要な場合あり |
| ATMでの引き出し | 現金の補充 | ATM側とカード発行会社側の手数料・上限 |
日本のクレジットカードを使う際は、現地通貨建てか日本円建てかの選択画面が出ることがあります。換算条件を確かめてから決済しましょう。
5.荷物預かり・チケット・海外旅行保険
ベトナムのホテルを探す際は、価格だけでなく訪問するエリアとの位置関係が重要です。ハノイやホーチミンでは市内の交通混雑、ダナン・ホイアン方面ではホテルと空港・観光エリアの距離が移動時間に影響します。
eSIMについては第2章、空港送迎については第3章で説明しました。ここでは、それ以外のサービスを確認します。
| サービス | こんな場合に検討 | 予約・購入前に確認 |
|---|---|---|
| 荷物預かり | ホテル到着前やチェックアウト後に身軽に動きたい | ホテル・預かり事業者の対応、営業時間、保管条件、料金 |
| 観光チケット・現地体験 | ハロン湾・市内ツアーなどを予約する | 含まれる送迎、集合場所、利用日、悪天候・取消条件 |
| 海外旅行保険 | 病気・けが・盗難・遅延等に備える | 治療・救援費用、免責、緊急窓口、付帯保険の条件 |
荷物預かりは、ホテルでの一時保管が可能かを先に確認すると選択肢を絞れます。ホテル以外の保管サービスを利用する場合は、実際の店舗所在地と営業時間、保険・補償条件を確認してください。空港や駅に必ずロッカーがあるものとして予定を組まないことが大切です。
チケットや現地体験の予約では、送迎込みか現地集合かを先に分けて比較すると重複購入を防げます。旅行会社や予約サイトのバウチャーは、オフラインでも確認できるよう保存しておきましょう。
医療機関の受診時に費用の立替えが必要な場合もあるため、保険会社の緊急連絡先と保険証券・契約番号はオフラインで確認できるようにしておきましょう。クレジットカード付帯の保険を利用する方は、利用付帯の条件や補償額も確認が必要です。
外務省の「たびレジ」と海外安全ホームページで、目的地の治安・安全情報も確認してください。
6.出発前チェックリスト
よくある質問
Q.日本国籍ならベトナム旅行にビザは不要ですか?
A.入国条件を満たす場合は45日間のビザ免除対象です。45日を超える滞在や別途手続きが必要な活動を予定する場合は、目的に応じた制度を確認します。
Q.ベトナムのe-Visaはどこから申請しますか?
A.ベトナム出入国管理局の公式サイト evisa.gov.vn
から申請条件を確認できます。検索広告に表示される代行サイトとは区別してください。
Q.ベトナムのPAI申告は全員に義務付けられていますか?
A.いいえ。ベトナム大使館の最新案内では、タンソンニャット、ノイバイ、ダナン、カムラン、フーコックの5国際空港で自願・非強制の試行です。対象空港や航空会社の最新案内を渡航前に確認してください。
Q.PAIのQRコードがあればビザは不要ですか?
A.いいえ。PAIは入国前情報の申告であり、ビザではありません。日本国籍者の免除条件に当てはまらない場合は、別途適切な査証を確認します。
Q.eSIMがあれば配車アプリを必ず利用できますか?
A.通信だけでなく、アプリの登録方法、電話番号認証、決済設定、訪問都市でのサービス提供状況にも左右されます。日本で事前設定をしておくと安心です。
あわせて読む: 台湾旅行の準備ガイド(TWAC・eSIM・空港交通・支払い)
ベトナムへの旅行・企業訪問、商務出張に伴う移動・宿泊や通訳等については、月澄商事合同会社(TUKISUMI)へご相談ください。旅行手配は travel@tukisumi.co.jp、企業訪問・国際ビジネスは info@tukisumi.co.jp にて承ります。
公式情報・参考資料
- 在日ベトナム大使館:日本国籍者を含むビザ免除政策
- ベトナム出入国管理局:PAI入国前情報申告
- ベトナム公安省:PAI制度の導入案内
- ベトナム出入国管理局:公式e-Visa申請
- ベトナム公安省:電子査証の申請手順・費用・処理期限
- Google Pixel:新しいeSIMを設定する
- Samsung Japan:eSIMと対応事業者
- ベトナム政府観光局:ビザ・入国情報
- ベトナム政府観光局:旅券6か月・空白2ページの入国条件
- 在ベトナム日本国大使館:日本国籍者の出入国案内
- ベトナム政府観光局:主要空港ガイド
- ベトナム政府観光局:現地交通の基本情報
- ベトナム政府観光局:通貨と支払い
- Apple:海外旅行中のeSIM利用
- 日本外務省:海外旅行保険
